とは
陳列商品のバーコードをスキャンして、棚割システムへ連携することで実際の売場を再現するシステムです。
誰でも手軽に棚割データを収集することができ、棚割の検証や提案活動に役立ちます。
棚SCANライトの特徴
小さくて軽いボディに、棚割をスキャンするために必要な機能を詰め込みました。片手操作可能なキー配列による優れた操作性と抜群の読み取り能力で、スピーディに作業を完了できます。
活用のヒント
店頭棚割の把握がカテゴリーマネジメント力向上の近道
インターネットを利用したPOSデータの配信など、企業間では様々なデータの共有が進んでいます。しかし、本当に売場を改善するために必要な情報の整備は、まだ十分とは言えません。商品がどのような位置で、どれくらいのフェイス数で販売されていたのかという事を把握してこそ、適切な品揃えや棚割の改善が実施できます。棚SCANがあれば、店頭の棚割データを手軽に収集する事ができます。
その計画は確実に実行されていますか?
棚割システムの普及、担当者のスキルアップなどにより、品揃えや棚割の計画力は日々向上しています。しかし、取引先と小売本部で合意した棚割計画も、店頭で必要なタイミングに実施できていなければまったく意味がありません。店頭の棚割データを収集する事で各店舗の実行力を評価する事ができます。
棚SCANと棚割システムの併用で、棚割会議を効率化
実際の什器や商品を用いて意見を交わす棚割会議はとても有効ですが、さらに棚割システムを併用する事で、手軽に派生パターンを作成したり、棚割データを蓄積したりする事ができます。
棚割会議の場で棚SCANを利用すれば、素早く棚割をデータ化して棚割システムに取り込む事ができます。棚割会議と棚割システムを繋ぐツールとして棚SCANをご利用ください。
機能詳細
商品マスターデータの送信
あらかじめ、棚割システムから商品マスターを送信しておくことで、スキャン中にマスター未登録商品のチェックが可能です。弊社製品(棚POWER/店POWER)以外の棚割システムをお使いの場合にも、所定のファイル(CSV)を準備することでこの機能をご利用頂けます。
陳列商品をスキャン
陳列されている順に、商品のバーコードをスキャンします。設定により、フェイス数や積上数の入力も可能です。また、簡単な操作で、次の段や次の台へ移動できます。
棚割システムへのデータ取込み
パソコンへ接続して、棚割システムへデータを取込みます。棚割システムで互換性のあるPTS形式にも対応していますので、弊社製品(棚POWER/店POWER)以外の棚割システムをお使いの場合にもご利用頂けます。
Ver1.01 不具合報告
棚SCAN Ver1.01で以下の不具合を確認いたしました。弊社内テストにて事前に発見できなかったことを深くお詫び申し上げます。
商品サイズが0の商品をピッキングし、棚POWERでモデルを読み込むと正しく再現されない
【発生条件】
商品サイズが0の商品を、MDL形式でピッキングした場合のみ発生します。
【回避方法】
Ver1.02をインストールし、棚POWER側で商品サイズを設定後、ユーティリティー・棚SCANでエクスポートしたマスターをPDA側へコピーし、再度棚SCAN側でモデルを読込/保存してください。
【対応】
Ver1.02にて商品サイズがない場合は、ピッキング設定の既定商品サイズを採用するように修正しました。
棚POWERでモデルを読み込むと、アイテム数が少なくなる場合がある
または「型が一致しません」が表示され、棚POWERが終了する場合がある
【発生条件】
MDL形式でピッキングし、アイテム数が多い場合に発生する可能性があります。
【回避方法】
現在のところありません。
Ver1.02をインストールし、現象が発生するモデルを棚SCANで再度呼び出し、保存し直すことにより回避可能です。
【対応】
次回Ver1.02で正常に処理するよう修正しました。
Ver1.02 不具合報告
棚SCAN Ver1.02で以下の不具合を確認いたしました。弊社内テストにて事前に発見できなかったことを深くお詫び申し上げます。
「Windows Mobile 2003 Second Edition」使用時、棚SCANのコンボボックス表示動作が異常
【現象】
OSが「Windows Mobile 2003 Second Edition」の場合、起動後、初回画面表示時は問題ないが、2回目以降コンボボックスの[▼]ボタンをクリックするとリスト表示領域の高さが極端に狭くなり、件数が少ない場合は何もリストに設定されていない様に見える。
OSが「Windows Mobile 2002/2003」の場合は問題ありません。
【問題発生箇所】
画面上での操作不可の箇所
・ピッキング処理-分類選択
・ピッキング処理-全台,台別表示切替
・メンテナンス/什器情報ー更新
問題はあるが画面上での操作可能な箇所
・環境設定/ピッキング設定-面指定
・ピッキング処理-面指定
【回避方法】
内容は設定されているため、項目選択後PDAの矢印キー操作での選択は可能です。
【対応】
「Windows Mobile 2003 Second Edition」OSの仕様であるため、このOSバージョンでは、上記回避方法の操作をお願いいたします。