グラフの説明  

ここでは分析検証の各グラフの概要と、各グラフの共通の操作について説明します。

構成比率表

メーカーや品種などの商品分類単位に、陳列スペース、売上数量、売上金額、粗利の構成比グラフを表示します。陳列スペースと売上情報とのバランスが一目で把握できます。また、売上情報の登録がない場合は商品分類ごとに占有するスペース構成比を確認できます。グラフをクリックする事で含まれる商品の一覧を表示し、右クリックでドリルダウン分析が可能です。

スペース構成比と比較して、売上数量や売上金額の構成比が高い場合にはスペース生産性が高く、逆の場合にはスペース生産性が低いということが確認できます。まず、各品種が理想的なスペース配分になっているのかをスペース構成比を確認して判断します。それに対して、売上数量や売上金額の構成比が低い場合には、構成する商品の選定や価格が適正かを再検証します。また、実際の売上動向にあわせて、スペース配分を調整するというのも有効な改善方法になります。


 

トレンド分析

トレンド分析を行なうには、「月管理」もしくは「週管理」で登録している売上情報を使用する必要があります。
また、分析設定で「分析期間」を指定している必要があります。

指定した期間の売上動向を、商品分類単位の積上げ棒グラフで検証可能です。
各分類が、上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのか、今後の動きを予測する事ができます。
グラフをクリックする事で指定分類のみをピックアップして検証する事も可能です。


 

価格帯グラフ

商品の価格帯別の品揃え状況を棒グラフで表示します。
価格ライン数や価格間のバランスが適正な状態かを判断できます。さらに、売上数量や売上金額などを折線グラフで重ねることで、陳列上の狙いと実際の売上結果とのギャップが明確になります。気になる価格帯はマウスでクリックすることで品揃えの一覧を確認できます。

 

バブルチャート

商品分類単位でバブルを構成し、「縦軸」「横軸」「バブルサイズ」の3軸での比較検証を行なえます。
陳列スペースを売上数量、売上金額、粗利額などと同時に比較する事で、売上貢献度に応じた陳列ボリュームを取れているかを一目で確認できます。
バブルをクリックする事で商品の一覧を表示し、右クリックでドリルダウン分析が可能です。


 


散布図

X軸とY軸上の散布図で商品の特徴を把握できます。マウスドラッグで範囲を指定すると含まれる商品の詳細を確認できます。
たとえばXY軸に商品回転率と粗利率を設定すれば、欠品回避のためのフェイス拡張など、具体的な棚割編集をする際の優先商品の決定に役立ちます。



 

マトリクス分析

品種と価格、品種と用途など異なる基準でマトリクス表示することで品揃えのバランス検証が行なえます。交差セル内をクリックすると、対象となる商品の一覧を表示することができるため、具体的な品揃えの改善に直結できます。



 

グラフの選択・設定

  • 各グラフは分析検証画面左上「グラフ」より切り替えられます。
  • 分析したいグラフに切り替え後、[設定]-「グラフ設定」より出力項目等の設定を行ないます。
  • 分析結果は「出力」より外部出力できます。
    グラフの種類によって、クリップ出力,ファイル出力,Excel グラフが選択可能です。
  • 棚割モデルの名称や分析期間を表示したり、実数値を表示したりするには「表示設定」より該当項目を選択します。
  • 分析検証表示時に、陳列内容を変更した場合などは[再作図]をクリックして、再度分析を行ないます。

グラフ内の商品確認

構成比率表,価格帯グラフ,バブルチャート,散布図,マトリクス分析では、グラフを選択すると「選択商品一覧」画面を表示します。


選択商品一覧内の商品の活用

「選択」欄にチェックを入れた商品を、[仮置1へ陳列][仮置2へ陳列]で表示している棚割モデルの仮置情報へ陳列できます。
[ファイル出力]で Excel 出力が可能です。

任意の色を付けて[陳列商品へ色付]を選択すると、棚割モデル内の該当陳列商品に色を付けます。
分析結果を受けて、カット候補や拡販候補商品を棚割モデルに反映したい場合などに活用できます。

選択商品一覧画面に表示する項目は、[表示設定]より編集できます。
出力したい項目を「選択可能項目」から「表示項目」へ含めて設定します。
 

各分析の分析項目の計算式については、こちらを確認してください。