位置指数

「陳列位置が売上に与える影響」を指数化したものです。
購買者層の性別や年齢、店頭での客動線などの条件を元に、初期値を自動決定させる事ができます。

 

位置指数は、条件設定の選択内容に沿って初期値が決定されます。

購買者層 : 対象棚割のメイン購買者層の「性別・年齢」を選択します。 条件によって購買者の視線の高さ(ゴールデンゾーン)が決まり、ゴールデンゾーンの指数を100として、その他のエリアの指数が調整されます。
     
客導線 : 客動線の流れについて、「左→右」「右→左」「考慮しない」から選択します。 「左→右」の場合は向かって左側が、「右→左」の場合は向かって右側が優位置となり指数が調整されます。
「考慮しない」の場合は横方向を無視し、縦方向のみで指数管理を行ないます。
     
什器情報 : 対象棚割の什器が「L字什器」(最下段がせり出した形)の場合はチェックを有効にします。
最下段をゴールデンゾーンとして、その他のエリアの指数が調整されます。

 

【客導線:左→右】
 
 
【客導線:考慮しない場合】

 

各エリアの指数は、手動で細かく調整する事も可能です。

視線高の変更
エリア左にあるチェックボックスを選択する事で、視線の高さを手動で変更できます。
選択した高さをゴールデンゾーン(100)として、その他のエリアの指数が調整されます。

一括設定
エリア右・下にあるテキストボックスに数値を入力して「一括設定」をクリックすると、縦列・横列のエリアを一括で同じ数値に変更する事ができます。

エリアごとに調整
各エリアの指数を一つずつ変更する場合は、直接各エリアを選択して数値を入力します。
 

位置指数は、陳列エリアを縦8エリア、または縦8×横8=64エリアに分割します。
陳列した商品の中心が属するエリアの指数が採用されます。
複数フェイスの商品の場合、複数フェイスをまとめた中心位置の指数を採用します。

商品A:位置指数57    商品B:位置指数31    商品C:25
※客動線で「考慮しない」を選択した場合は、上図の横列はすべて同じ値になります。
 

什器が複数ある場合

対象の棚割に複数の什器がある場合は、上図のようにエリアを引き延ばして管理します。
高さは、棚割内のすべての什器の「最も低い袴高」から「最も高い棚高」までを対象にします。
(袴の無い「吊下台」を利用している場合は、高さ0㎜が最も低い位置とみなされます)
 

平台の場合

対象の棚割が平台の場合は、条件設定は行なえません。位置指数の初期値はすべてのエリアが100になります。
各エリアの値は手動調整で変更する事ができます。
 

平台とそれ以外の什器が混在している場合

平台とそれ以外の什器が混在している場合は、平台以外の什器に対して位置指数で設定した値が適用されます。平台には、設定した位置指数の最大値が全エリアに適用されます。
※什器が混在している場合は、平台のすべてのエリアが最大値で固定されます。

(例)

   [平台以外]       [平台]      [平台以外]


多ヶ所陳列の場合

同一商品を多ヶ所に陳列している場合、その商品の位置指数は各陳列場所の最も高い値を採用します。
そのため、複数フェイスの内の 1 フェイスのみ位置指数の高い場所に陳列した場合など、予測値が正常でない場合があります。

 

上図は、どちらの棚割も陳列商品の位置指数は「100」になります。
多ヶ所陳列商品が存在する場合「多ヶ所陳列商品があります。予測値が正常でない場合があります。」というメッセージが表示されます。
 

初期値について
位置指数の初期値は、加工食品・日用品の複数売場での店頭販売調査の結果を元に設定されます。
実際には「対象商品」「展開時期」「フロアレイアウト」などの条件によっても変動しますので、初期値は参考情報としてご利用ください。