お知らせ

1999/07/05 棚POWER98 for リテイラー 出荷開始キャンペーンのお知らせ

棚POWER98 for リテイラー 出荷開始キャンペーン実施中

小売業本部棚割システム「棚POWER98 for リテイラー」のリリースを開始致しました。
本文中でも紹介しておりますが、棚POWER98は70店舗のスーパー本部での運用をはじめとして、多数の小売業での導入検討をいただき、各方面で注目を集めています。
そこで、販売開始にあたり下記内容で「早期導入キャンペーン」を現在展開中です。
キャンペーン要綱

●期間:発売開始~平成12年3月31日まで
●特典:早期導入特典として次のいずれかを選択していただけます。

特典1
棚POWER98本体(5ライセンス含む)に1ライセンスをプラス ※ 棚POWER98の導入には、別途サポート契約料,導入支援費が必要です。

特典2
実践型品揃え支援システム MDPOWER(ソフトウェア価格 580,000円)を無償でご提供。
※ MDPOWERの年間サポート契約料(30,000円/年)はお客様のご負担となります。
※ MDPOWERは、第8回流通システム大賞 先進技術賞受賞システムです。
棚POWER98 for リテイラー とは

棚POWER98は、トップシェアといえる600社以上、2,150セット以上の導入実績(平成11年6月現在)を誇る、棚割システム「棚POWER95 for Windows」の機能を継承しつつ、小売業本部の業務改善を目的として開発されたシステムです。
既に商品が過飽和状態である日本での生活者の買い物行動は、そのほとんどが店舗内で決定されている現状から、棚割の違いによる売れ行きの違いは、ますますクローズアップされています。
また、小売業の相次ぐ増床、出店ラッシュなどは店舗開発費や人件費コストを押し上げます。その反面、売上が伴わないといったことから、収益回復の手段として販売機会損失などのロス是正が以前にも増して、大きなポイントして挙げられています。

棚POWER98はこうした問題点に着目し開発された、リテイラーにおける棚割管理業務全般を支援する全く新しいリテイラーのための棚割システムです。完全C/S化によるデータベース、陳列状況など、基幹系システムとのシームレスなインターフェースを提供し、テキストベースの本部棚割システムを完全に捕えます。ストアポリシーに基づくチェーンオペレーションを基本とした棚割のパターン管理はもちろん、ローカルメリットを追求するための地域本部、店舗への権限委譲、さらにカテゴリーマネジメントを推進するための個店棚割にまで拡張が可能です。棚POWER98は棚割から生じるあらゆる業務まで支援する本格的で全く新しい棚割システムであり、商品部門はもちろんシステム部門までの業務改革を推進するための新たなソリューションです。
棚POWER98は99年3月中に基本システムの構築を終え、7、8月に行なわれる秋冬棚割に向け、現70数店舗を展開するスーパー本部で運用準備中です。
初年度は10社/100クライアントの導入を見込んでいます。
概要1. パターン管理を前提に個店管理が可能。本部と店舗を完全にミラー化

棚割はパターン管理を前提に作成することができ、内部では個店情報へと自動展開します。個店展開された棚割データには、棚位置情報はもちろん、変更区分,在庫,売価情報などを保有しますので、基幹系システムへシームレスにアクセスし、棚割から生じる様々な業務への連動を実現します。店舗での棚割変更も全て管理できますので、本部と店舗間で完全な棚割のミラー化を推進でき、社内システム部門の支援を最小限に、商品部の思想をタイムラグなく売場に反映させ、購買のプロである生活者に強く働きかける売場作りを支援します。
棚POWER98は棚割変更に関する業務を基幹系システムと連動させる目的で仕様設計されています。棚POWER98を利用するだけでも現状作業工数を大幅に削減することが可能で、従来型のテキストベースのシステム運用からビジュアルで分かりやすく現状確認や棚割変更指示を行なえます。
本部での作業

パターン管理による個店登録
各店舗の規模や売場の構成に合わせて、どの棚割パターンにするのか売場単位で決定できます。

個店パターン登録
新規出店や大改装によって新たなパターンの登録が必要な場合には、店舗のパターン管理への登録が店単位に全売場を一度に設定できます。

棚割モデル(本部個店棚割)の作成
本部では基本となるモデルを作成します。必須商品の取扱区分や、本部個店棚割の場合は初期発注量の設定、現状棚割の変更指示の場合は単品予約日の指定が可能です。

ゴンドラチェック
ゴンドラチェック機能によってゴンドラ過不足チェックも一目で行なえます。必要であればその場で変更することも可能です。

一括商品入替、一括印刷
商品入替指示も棚割モデル単位や店指定により一括して行なえます。単品予約日により売切り指示も行なえます。一括印刷では店舗と売場のAND条件で複数の店舗と売場を一度に印刷できます。
個店作業

ゴンドラ登録状況の確認、フェイシングでの変更内容確認
本部から変更指示のあった売場は一目で確認できます。変更指示のあった売場を呼び出せば、変更後の棚割を確認でき、変更商品一覧も商品イメージを含めて表示させることができます。変更確認ができたものを指定すれば、本部への報告も同時に完了します。店舗側での変更についても、同様に本部へフィードバックすることができます。
概要2. 棚割変更に関するあらゆる業務を支援するシステムです。

棚割変更で生じる多くの業務、たとえば棚割変更予約指示や陳列台帳作成指示、PLUマスター更新指示,売価変更や廃盤指示,発注台帳作成指示,棚ラベル発行指示などの基本的な作業を棚POWER98では全てフェイシング(棚割編集機能)で売場と商品を確認しながら行なえます。
従来システム部門の支援なくしては行なえなかったこれらの作業も、その支援を最小限に実行することができます。
リニューアル商品は一括入替指示を予約日と同時に行なえ、売切り指示も可能です。新店時の初期発注量や閉店処理,本部からの必須商品や予備商品としての選択商品指示,ゴンドラ未登録など作業ミスを事前に防ぐ為のチェック機能も豊富に用意されています。
基幹系システムとのマスター整合性チェックや、サイズ未登録商品でも陳列できる機能も備えており、現状システムからでもスムーズに移行してゆくことができます。
セキュリティ面も、リテイラー向けに新たに7段階のID設定機能を設け万全を期しています。 さらに、現状棚割の随時変更と来期季節入換を同時に進行できる設計ともなっています。
概要3. 優れた操作性と正確な作業で、商品部での作業工数を大幅に削減できます。

定評ある棚POWERの優れたGUIを継承していますので、棚割作業工数の大幅な削減が可能です。実物の商品や什器による作業から手書きによる棚割表や台帳の書き起こし、得意先の棚割システムで実施した棚割情報の入力し直し等、多くの頻雑な作業から開放されます。
棚POWER98ではフェイシングを行うだけで基本的な作業を終えることができますし、作成した棚割はいつでも呼出、変更することが可能です。運用面では50%以上の工数削減ができたという報告もあるほどです。
概要4. 売場分析機能

棚POWER98では、陳列状況で管理された個店棚割と個店POSによる売場分析を視覚的に行なえ、売場の問題点を簡単に導き出すことができます。これまでのパターン管理による棚割分析で発生していたと思われる多くのチャンスロスも、パターンと個店との品揃えの誤差を防ぐことで大幅に改善することが可能です。
複数の商品属性とフェイスや在庫、価格帯による多彩な分析で、現状棚割の特徴や課題点などを視覚的に顕在化できます。結果はそのまま印刷したりファイル出力によって二次的な利用も可能です。
概要5. 即戦力の帳票機能

現場ニーズに添った各種帳票をエンドユーザーが直接出力できます。これにより、システム部門での帳票出力業務を大幅に削減できるばかりでなく、非常にビジュアルな帳票を用いて現場への意思伝達も容易なものとなります。棚割図、棚割図表、棚割表、追加変更棚割表、陳列情報、オーダーブック、棚ラベル、追加カット一覧表、使用棚情報、簡易カタログなど豊富で優れた帳票を標準で装備しています。
さらに、数値による単品レベルの分析表やクロスABC分析表、カテゴリー単位や価格帯によるクロス分析表のほか、複数棚割から取扱店率を出力する「モデル分析表」やパターン管理で必要な店舗毎の取扱商品を明示する「星取表」までも装備しています。
概要6. 即戦力となる数々の機能

作成した複数の棚割や最大棚割から必要な台を選択して棚割を結合する「モデル結合」機能、客導線の異なる売場を一度に変更する「左右反転機能」、リニューアル商品や販売中止商品を検索する場合に便利な「モデル検索」機能、棚割図やイメージ付き陳列情報など比較的印刷に時間を要する帳票を一度に印刷できる「モデル一括印刷」機能など、棚POWER98は即戦力となる数々の機能も標準で装備しています。
概要7. WindowsNT Server4.0 Terminal Server Editionに対応。TCOを大幅に削減できます。

1998年9月に販売が開始されたMicrosoft WindowsNT Server4.0 Terminal Server Editionに対応していますので、棚POWER98を安価なThinクライアントを使用して運用することも可能であり、TCOを大幅に削減することができます。Terminal Serverはサーバー上で仮想的なWindowsNT Workstationを1台ずつ起動し、メモリ上で展開された各画面をクライアント側へ転送するシステムです。したがってクライアント側ハードウェアには多くの資源を必要としません。ユーザーはサーバーで起動されているアプリケーションをあたかも自分のマシンで実行しているかのように利用できます。新たに開発されたRDP(Remort Desktop Protocol)によって、ネクストネット社製ThinクライアントCessna/ViewのようなGOT端末を無線LANにより運用することも可能です。さらに、公衆回線によるモデム接続でもストレスなく利用できます。

●本リリースは1999年6月時点での弊社開発計画に基づいており、最終的に出荷される製品についてはその名称,仕様,構成など事前の予告なく変更されることがあります。
●Microsoft,Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
●その他、本文中の会社名や商品名は各社の商標または登録商標です。