床POWERとは

簡単操作でフロアレイアウトの作成・管理

床POWERは、簡単・手軽にフロアレイアウトの作成から指示、検証、改善までを可能とするフロアレイアウト作成・分析支援システムです。
床POWER単独でも利用可能ですが、棚POWERや店POWERとの連携により、フロア分析から棚割分析までを完全に連動します。
更にPOWER SCREENと連携させることで、POWER SCREENに表示されたレイアウト上で指示書の確認、作業報告も可能になります。

床POWERの特長

直感的な操作で簡単にフロアレイアウトを作成

登録した什器を配置するだけで、誰でも手軽にフロアレイアウトを作成できます。
店舗の敷地の変形や、什器の回転など、自由な操作で様々なフロアレイアウトを再現します。
マウスによる直感的な操作で、CADソフトのような複雑な操作も知識も不要です。

売場生産性を詳細かつ視覚的に把握

フロアレイアウトの色分けや3D表示により、売上データを視覚的に把握できます。
店舗のフロア全体を対象にすることで、特売商品の他売場への波及効果や、通路も含めた坪効率の分析が手軽に行なえます。

棚割システムとの連動で商品の位置情報を管理

床POWER上のゴンドラNo.を「地番」として利用して、棚POWERや店POWERの棚割データを連携させることで、フロアレイアウト上のどこに、どの商品が陳列されているかを正確に管理できます。
商品の正確な位置情報をプライスカード発行システムや、発注システムなどに連携することで、業務の効率化を図れます。

基本操作

棚POWERで好評な操作性を継承

フロアレイアウトを変更する際の機能は「機能ツール」に集約されています。
一度「複写」を選択すれば複写モードを維持することで連続して什器の複写ができるなど、棚POWERで培った操作性を継承しています。

マウスドラッグの範囲指定で複数の什器を選択します。配置したい場所でクリックすれば、什器の一括複写が完了します。この作業の繰り返しにより、短時間で什器を配置することができます。

マウス中心の簡単操作を実現

フロアレイアウトを作成するためにCADソフトのような複雑な操作も知識も不要です。
配置後の什器を《直交回転》は直角に、《自由回転》は自由な角度にマウスを用いて回転させます。このようにフロアレイアウト作成のほとんどの作業がマウス操作のみで完了します。また、画面の拡大縮小やスクロールなどもマウス操作で自由自在です。

フロアレイアウトの管理

フロアレイアウト設定による詳細な管理

詳細な管理項目の登録により目的とするフロアレイアウトの検索が容易になります。
必須項目である立地、店、および、作成日付を登録します。
作成途中のフロアレイアウトは、必要によりいくつでも保存することができます。

売場面積の自動算出

建物設定のサイズやフロアレイアウト上の店舗線から売場面積を自動算出できます。
建物設定に入力した幅や奥行き、フロアレイアウト上の店舗線から売場面積を算出して登録します。任意の数値入力も可能です。

複数のフロアレイアウト設定を一括編集

床POWERに保存されているフロアレイアウトを複数指定し、一括で編集する事ができます。レイアウトごとの直接入力だけでなく、項目ごとの一括変更や一括置換機能もあるため、短時間で編集作業が完了します。
各フロアの分析レポートを出力する際などは、一括で分析期間の変更が可能です。

分析に利用する売上情報の連動が可能

ゴンドラ単位に集計した売上データを準備すれば床POWERの分析機能が利用できます。
また、棚POWER/店POWERとの連動時には、分析設定で棚割システムの売上情報を指定するだけで、商品ごとの売上情報を元にゴンドラ単位のデータへと自動集計されます。

フロアレイアウトの作成

下絵図面の読み込みで正確な配置を支援

什器配置作業の際に下絵図面を参考に配置することもできます。CADソフトで作成したDXFファイルやJPEG等の画像ファイルを床POWERに取込み、マウス操作による縮尺調整で、下絵として活用します。

リストから什器や棚割モデルを選択して配置

棚割モデルを配置する作業手順は大きく二通りの方法があります。

① 什器の配置~モデル割付け

什器を配置してから棚割モデルを割付けます。

配置リストから什器を選択してフロアレイアウト上に配置します。

全ての什器を配置し終えた後に、配置した什器に対して棚割モデルを選択して割付けます。配置リストには、該当店舗の棚割モデルのリストが表示されています(店POWER連動の場合)

② 棚割モデルの配置

フロアレイアウト上に直接、棚割モデルを配置します。

配置リストから棚割モデルを選択してフロアレイアウト上に配置します。
配置リストには、該当店舗の棚割モデルのリストが表示されています(店POWER連動の場合)

他レイアウトの参照

フロアレイアウトを編集中に、他のレイアウトを参照することができます。参照レイアウトからは、部品や什器の複写ができるため、同じタイプのフロアレイアウトを作成する場合の作業性が大きく向上します。

左右反転

配置した什器や部品などを、一括で左右反転させます。作成済みのレイアウトを反転させて別レイアウトとして保存すると、手軽に同一タイプの左右反転版が完成します。

プレビュー確認

棚POWERや店POWERと連動させた場合、床POWER上で棚割モデルのプレビューを確認できます。
モデルの陳列商品がどういったものか、大枠を確認しつつ配置を検討できます。

より詳細な確認や、棚割自体の編集を行いたい場合は、床POWER上でモデルをクリックして棚POWERや店POWERの棚割編集画面を起動させる事もできます。

床POWER フロアレイアウトの精度向上

部品の作成と配置

柱やレジ台など部品を作成して配置することができます。
柱、レジ台やカウンターなども「部品」として登録することで、什器と同じようにフロアレイアウト上に自由に配置できます。

配置変更

配置済みの什器や部品などは、一括で整列させることができます。 周囲との位置調整を手軽に行なえ、正確なフロアレイアウトの作成に役立ちます。

グリッド表示や台吸着による精度の向上

グリッド表示や台吸着などにより、作業性と図面の精度を向上できます。

グリッド表示により大まかな距離を把握でき、さらに距離測定機能でゴンドラ間など任意の場所の距離を計測できます。

オプションで台吸着を有効にすれば、什器と什器を自動的に吸着でき、図面としての精度を高められます。

簡単なマウス操作で自由に描画

マウス操作による自由な描画で、特殊な形の什器や部品、店舗の外線も再現できます。
多角形什器なども簡単なマウス操作で作成できます。作成した多角形什器や店舗の外線は、頂点の挿入や移動、削除によりいつでも形状の変更が可能で、より正確なフロアレイアウト再現が可能です。

床POWER ゴンドラNo.の登録と連携

ゴンドラNo.の登録が容易

複数の什器を対象にしたゴンドラNoの自動採番などにより、配置した什器へのゴンドラNoの登録や変更が容易に行なえます。また、什器に登録されたゴンドラNo.などの情報を一括で解除することもできます。

通路別納品などにゴンドラNo.のデータを活用

登録したゴンドラNo.は、店POWERへ自動的に連携されます。商品の位置情報を正確にデータ化できるため、プライスカード発行システムや発注システム、ネットスーパーのピッキングリストなどへ活用できます。

ゴンドラNo.連携の例:通路別納品

店POWERで管理する棚割の商品毎にゴンドラNo.の情報が追加され、発注システムや物流システムに連携されることで、通路別納品が可能となります。

床POWER フロアレイアウトの分析

分析結果によるゴンドラ色分け表示

売場、ゴンドラ別の売上や粗利益の色分表示で売場生産性を視覚的に把握できます。
各ゴンドラに対する実績データは、店POWER(または棚POWER)に登録されている売上情報を利用します。
床POWER単独の場合にも、Excelでゴンドラ別の売上実績を入力した簡易モデルを取り込むことで、色分け表示が可能となります。

分析値を選択せず、部門ごとや売場ごとの色分けも可能です。

通路も含めたスペース生産性を検証

影響範囲を算出して通路も含めたスペース生産性を検証できます。
ゴンドラ影響範囲を自動算出し部門や売場ごとの通路面積も考慮した正確な売場面積を計算します。

3D表示で視覚的に実績データを把握

3D表示を用いて、売上金額、粗利益などの実績を視覚的に把握できます。実績に応じたゴンドラの高さにより貢献度が一目瞭然です。たとえば、店舗奥エリアの生産性が低い場合に、マグネット売場を周辺に配置した後の改善効果や、月間奉仕品などを展開した際の定番コーナーの活性化の検証などに有効です。

各種グラフ分析により売場を深く探る

ゴンドラ本数や面積と売上数量や粗利益を同時に表示して比較することでスペース生産性を検証できます。また、部門から売場、ゴンドラへとドリルダウンすることにより部門内での売場や売場内でのゴンドラごとの比較検証が可能です。

床POWER 帳票サンプル

全てのサンプルを保存したい場合はこちらから

フロアレイアウト印刷

売場名やゴンドラNo.を記載したフロアレイアウト図です。

分析結果などによる色分け表示ができます。

必要な部分のみを拡大した出力も可能です。

ゴンドラ一覧

ゴンドラの明細情報を一覧形式で出力します。
印刷だけでなく、Excelファイル出力も可能ですから、データを有効活用して頂けます。

フロアレイアウト分析

ゴンドラを対象に部門やゴンドラサイズ等での組み合わせによる集計を行い、一覧形式で出力します。
カテゴリー別に売上実績に応じた最適なゴンドラ本数の検討などに有効なデータとなります。

床POWER システム構成例

のみで運用

床POWER単独でも分析など全ての機能をご利用頂けます。ゴンドラNo.をキーとしたExcelファイルを作成すれば、一括で売場名称やゴンドラごとの売上実績を更新できます。

との連動

手軽に導入するならば棚POWERとの連動がお勧めです。

データベースサーバーなどを導入することなく、棚POWERがインストールされたパソコンがあれば実現できます。棚POWERで作成した棚割モデルを床POWERに配置します。

との連動

店POWERと床POWERは双方向に連動してデータを活用します。

床POWERで入力したゴンドラNo.が店POWERへ連携されます。
陳列商品の情報に、「ゴンドラNo.」を付加することで、プライスカード発行システムや発注システム、ネットスーパーのピッキングリストなどへ活用できます。

との連携

店舗への棚割指示を正確に迅速に実行できるPOWER SCREEN。
床POWERと連携すれば、棚割変更のある売場が一目瞭然です。
詳細はPOWER SCREENのページを参照ください。

推奨環境

のみで運用

対応OS Windows Vista/7/8/8.1
CPU 1GHz以上の32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ
(2GHz以上を推奨)
メモリ 1GB以上(2GB以上を推奨)
HDD 空容量 500MB以上推奨
解像度 1024dot×768dot 以上推奨
 

との連動

棚POWER 推奨環境に準拠します。

との連動

店POWER 推奨環境に準拠します。