Ver2.00 主な新機能2
棚割分析 – 分析機能の向上 –
売上予測機能
過去の売上を基に、棚割変更(陳列位置変更・フェイス変更)による売上の変化を予測します。
現在の棚割を基に、新たな棚割を作成する際の参考として利用できます。
【位置指数】
購買者の属性(性別や年齢)、客動線などの条件によって初期値が自動的に決まります。
位置指数の初期値は食品・日用品売場店頭での販売調査結果を元に決定されています。
【フェイス指数】
商品のフェイス数が売り上げに与える影響を指数化し、棚割上のフェイス数が変更された際の売上を予測します。
【アイテム指数】
販促活動の有無、展開シーズンの変更、エリアの違い、競合製品との関係性など、「位置指数」「フェイス指数」以外の要素をアイテムごとに設定します。
「売上予測」を実行すると、棚割全体の売上予測値が画面上に表示されます。
陳列位置やフェイス数などを変更すると、連動して予測値も変化していきます。
過去の売上が存在しない「新規陳列商品」がある場合は、手動で予測金額を反映させることができます。
単品ごとの予測値を確認したい場合は、「単品明細」ボタンから確認可能です。
※表示されている分析データはすべてダミーです
取扱分析
過去の売上と棚割状況を基に、指定売場における取扱商品の分析を行います。 商品の売上と取扱状況を重ねてみることで、より採用店舗を広げるべき商品、採用店舗を減らすべき商品を的確に絞り込みます。
【点】
エリア内に表示される「点」は、指定した売場の取扱商品を売上や取扱率によってマッピングしています。
【縦軸:売上】
「売上数量」「売上金額」「粗利額」「売数P I」「売金P I」「粗利P I」から指標を選択できます。上方向にマッピングされている商品ほど、売上が高い商品です。
【横軸:取扱率】
店舗での取扱率を表します。右方向にマッピングされている商品ほど、取扱店舗の多い商品です。
【分析視点】
右下方向にマッピングされている商品
→採用率は高いが売上が低い。縮小候補商品。
左上方向にマッピングされている商品
→採用率は低いが、売上が高い。拡大候補商品。
【単品分析】
エリア内の点をマウスドラッグで囲み選択すると、指定した範囲の商品分析リストが表示されます。
棚割分析 – 分析機能の向上・帳票機能の向上 –
ハイライト分析での実数値確認
ハイライト分析でABC分析などを実行中に棚割内の商品にマウスを合わせると、商品の分析実数値が表示されます。細かな実績確認が手軽に行えます。
台別集計表
什器1台ごとに、アイテム数や売上数量などの情報を集計します。台単位での分析、状況把握をする際にご利用ください。
色分表示の際に商品分類での絞り込みが可能に
ハイライト分析や棚割表などの帳票で商品分類ごとに色分けを行う際、特定の商品分類のみを色分け対象にできるようになりました。
詳細設定で指定した商品分類のみが色分けの対象になります。
特定メーカー、特定品種の配置状況を確認する際などにご利用ください。
その他 – 各種改善 –
什器2台にまたがる商品の表示方法
連結された2台の什器にまたがって陳列されている商品を帳票で表現する際に、商品を分断して表示するかどうか選択できるようになりました。
帳票設定の「詳細設定」で選択可能です。
分断しない場合、またがり商品を左右どちらの台に表示させるかは、帳票設定の「共通設定」で指定可能です。
不要な過去の売上情報、陳列情報を削除
基幹系連携システムTP-INOUTのコマンドに「売上情報削除」「過去陳列情報削除」が追加されました。不要な売上情報や陳列情報を削除することで、ディスク容量を削減することができます。
PTS Ver3.0への対応
棚割システム研究推進会によって定められている共通棚割情報「PTS」の最新形式である「PTS Ver3.0」へ対応しました。
国内の主な棚割システムと、再現性の高い形式で棚割データをやり取りすることができます。
※共通棚割情報(PTS)とは
棚割ソフト間のデータ連携を可能にした共通のフォーマットを「共通棚割情報(PTS)」と呼びます。Ver3.0では、棚に陳列された商品アイテム背後へのサイズ違いなどの別アイテム保管、色や味の異なるアイテムの積み上げ陳列に対応しました。
POWER SCREENとの連携強化
帳票WEB閲覧システムPOWER SCREENとの連携を強化しました。
従来は店POWER上で棚割モデルと店舗の割付を解除しても、POWER SCREEN上で一度表示された売場(カテゴリー)は消えることがありませんでしたが、Ver2.00より、店POWER上で店舗と棚割モデルの割付を解除すると、POWER SCREEN上でも売場(カテゴリー)の表示が消えるようになりました。
PNG形式の画像ファイルへの対応
商品画像の取り込み時など、PNG形式の画像ファイルの読み込みも可能になりました。
※PNGファイル側で背景の透過処理を行っていた場合、店POWER上では透過処理は無効になります。
>>「店POWER Ver2.00 主な新機能のご紹介」PDFのダウンロードはこちら