店POWER Ver5.00 主な新機能

小売業様の棚割管理をサポートする店POWERの最新版 Ver5.00をリリースいたします。
多くの小売業様にご利用いただく中で、お寄せいただいた様々なご要望を基に、各種の機能追加・改善を行っています。
スタッフ一同、皆様の棚割業務の効率化、精度向上にお役立ていただく事を願っております。

一括で操作する際の操作性を改善

「一括作成(パターン)」機能に「一括設定」を新設

一括で提案モデルから実施モデル(本番棚割)を作成できる「一括作成(パターン)」機能に、「一括設定」を新設しました。
従来は「一括反映」で、カテゴリーのみ一括で反映することができましたが、モデル名称などへの複写や置換、前後への挿入なども一括で設定できるようになりました。

ファイル名をモデル名称として設定可能に

外部の陳列データをインポートして活用することが可能ですが、一括で取り込んだ際のデータの把握は容易でありません。多くの要望にお応えして、ファイル名をモデル名称として設定することが可能となりました。そのために追加されたのが、一括設定の「複写」です。ファイル名から棚割モデル名称への複写などを行えます。

 

連結していても直近過去棚割の什器情報を使用できるように改善

取引先からの提案棚割をもとに本番棚割として採用する時などに便利な「一括作成(パターン)」機能ですが、せっかく設定していた本番棚割の什器サイズが崩れてしまう恐れがあります。そういった際に、[直近過去棚割の什器情報を使用する]のオプション設定が有効です。従来は、隣接台と棚板が連結されている場合に実行できませんでしたが、連結されていても実行可能なように改善しました。

基幹系整合性チェックで対象となった商品の把握が容易に

基幹系システムの商品マスタに未登録の商品が陳列されていると、本番棚割を更新できないように制限することができる基幹系整合性チェック機能。モデル保存や一括商品入換とともに、一括作成(パターン)でも、チェックして更新を制限しています。今回のバージョンアップで、未登録商品のログ出力により、対象となった商品を把握可能となりました。商品マスタ登録や棚割修正など、次のアクションに迅速に取り掛かることができます。

「削除指示」にエクスポートとインポートを追加しました

前回のバージョンアップ(Ver4.0)で指示項目を拡充した「削除指示」機能に、今回のバージョンアップでエクスポートとインポート機能を追加しました。
削除商品への2段階(売減らし、棚替後など)の指示と、その具体的なコメントなど、EXCEL等で編集してからファイル取込で更新することも可能です。

より厳密に、より簡単に

発売中止商品が含まれる場合に厳密な制限が可能に

商品情報マスタに、発売中止日や終売フラグを登録することで、発売中止商品が間違って陳列され続けることを防げます。従来は、モデル保存や一括商品入換で、対象商品がある場合にはメッセージによる警告のみでしたが、今回のバージョンアップで制限を強化しました。
環境設定に、発売中止商品や終売商品が存在する場合に、棚割保存しないオプションを追加しています。

棚割編集画面では、「×」表示により発売中止商品が一目瞭然です。指示の正確性や作業効率の向上にもつながるため、発売中止日や終売フラグの登録を推奨いたします。

店舗棚割の保存禁止時は「読み取り専用で開く」でわかりやすく

パターン棚割に店舗を割り付けることで、店舗棚割が自動生成されます。また、パターン棚割を編集すると店舗棚割も自動で更新されます。さらに、商圏の違いなどにより、店舗棚割の微修正も可能ですが、厳密なパターン管理のために、環境設定で店舗棚割独自の更新を禁止できます。
今回のバージョンアップで、店舗棚割保存禁止の設定になっている場合には、「開く」が「読み取り専用で開く」ボタンに変わります。

JANコードのクリップボード貼り付けで操作性を向上

商品一括入換などの複数のJANコードを指定する機能で、従来のファイル読込に加えて、クリップボードからの貼り付けにも対応しました。

変更区分の店舗内移動や追加をこれまで以上に厳密に判定

新旧の棚割パターン同士の比較だけでなく、その店舗で初めて陳列される商品(新規)か、他売場からの移動や二か所目の陳列(追加)なのかを判定して変更区分にセットしています。カット商品も同様に店舗で取り扱いがなくなる(削除)か、他売場で陳列される(店舗内移動)かを判定しています。
今回のバージョンアップでは、より厳密に判定するオプション設定を追加しました。連携データで必要とされる精度や運用方法にあわせて設定頂けます。

時間のかかる処理を待たずに店POWERを終了可能に

棚割保存やパターンの割付など、多くの店舗棚割を更新する際にも、OPU機能により待ち時間なく次の作業に取り掛かることができましたが、処理が完了するまでは店POWERを終了できませんでした。
今回のバージョンアップで、ユーザーは処理の状況を気にすることなく店POWERを終了できるようになりました。なお、この対応により画面右下の処理中ゲージは表示されなくなりました。

管理者の権限をより明確に

「陳列連携」のお気に入りメンテナンスは管理者に限定

任意の条件で、陳列データの連携予約ができる「陳列連携」機能。「プライスカード発行」など連携対象のシステムにあわせて「お気に入り」から選択します。このお気に入りのメンテナンスを管理者のみ実施できるように仕様変更しました。

「パターン(一括削除)」もID権限設定の対象に追加

不要なパターンコードを一括で削除できる「パターン(一括削除)」について、ID毎に使用可否を設定できるようにしました。これまで以上に安全に運用頂けます。

ログ情報の削除は管理者権限で

一般ユーザーはログ情報の削除を実施できないように改善しました。

ログ情報の区分による絞り込みで知りたい情報のみ把握

「エラー」、「注意」、「情報」で絞り込めるようになりました。エラー内容だけ把握したい場合、処理実行した売場や商品を把握したい場合など、必要な情報を把握しやすくなりました。

帳票出力機能の拡充

棚割モデル集計表を新設しました

複数の棚割モデルを選択して、各出力項目において集計した値を出力する帳票を新設しました。パターン別のアイテム数やフェイス数を一覧で把握できます。また、選択したモデル内での構成比も出力できます。

星取表の出力形式に「集計出力」を追加しました

複数のカテゴリーを集計して星取表を作成するモードを追加しました。設定画面で「カテゴリ別出力」(従来の形式)か「集計出力」を選択できます。

店舗毎に帳票ファイルを一括出力できるようになりました

「一括出力(店舗)」で帳票ファイルを出力する際に、複数のカテゴリを店舗ごとにまとめて一ファイルにして出力するモードを追加しました。
例えば、「店舗001」フォルダの中に、棚割図のPDFファイルと、陳列商品一覧表のEXCELファイルが出力されます。複数カテゴリーを選択した場合は、そのファイル内のシート別に各カテゴリーの帳票が出力されています。

なお、「一括出力(店舗)」では、一つのフォルダ内に全てのファイルを出力(店舗やカテゴリーを判別できるファイル名)することも、店舗やカテゴリーなど最大5階層のフォルダに分けて出力することもできますので、必要に応じて使い分けることができます。

POWER SCREENとの連携を強化

店舗へ指示書を公開するタイミングが把握しやすくなりました

店POWERでの編集作業中に、店舗への指示書を発行するスケジュールを確認できるようになりました。
棚割変更日へ入力する日付の確認や、作業の締め切り確認などに便利です。

店舗の棚替進捗状況を店POWERからファイル出力

店舗からの、POWER SCREENによる陳列完了報告の状況を、店POWERからファイル出力可能となりました。EXCELでの二次加工など完了報告の情報を活用頂けます。

完了報告のデータ連携も可能となりました

店舗の完了報告を定期的に確認したり、他システムでデータ利用する場合は、TP-INOUTで完了報告データを取得することも可能です。

間違った指示を配信した場合の取り消しに対応

間違った棚割変更指示を登録してしまった場合などに、店舗への指示書を取り消しできる機能を新設しました。

 

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