Ver11.00 主な新機能

インフラ、利用環境整備の完結へ

複数データのやり取りに便利なウィザード機能

インポートウィザード

各機能に分かれていたユーティリティー機能を集約。一度の操作でフォルダ内の情報を確認しながらインポート,エクスポートが簡単に行なえます。本社や取引先から入手したデータをインポートする場合や複数のデータを渡す場合でも「何のデータで、どの機能を使うの?」なんて悩む必要はありません。データの種類,使用機能を意識することなく一回の操作で受け渡し可能です。

 

エクスポートウィザード

「出力データの選択」→「エクスポート基準の指定」・・・
画面に沿って操作するだけで簡単に複数のマスターやモデルを出力できます。エクスポート基準は目的に合わせて「モデル」、「カテゴリー」、「分類」、「JAN」、「指定なし」から選択可能。取引先にモデルと陳列商品の情報を渡す場合でもモデル+陳列商品の情報、イメージ、分類、売上情報、カテゴリーなどがまとめて出力できます。

 

業界データや独自の売上情報を扱えるデータ変換機能

新たにFDB形式にも対応した「業界データでは、任意の項目を自由に扱うことが可能です。「テキストデータ」では事前調整を行うことなく、独自形式の売上情報を簡単にインポートできます。

業界データ

各項目を棚POWERマスター項目へ任意に紐付け可能なだけでなく、これまで取り扱えなかった項目も設定可能となりました。

【対応データ】

・SP2
・プラネット
(化粧品、日用品、ペット関連)
・OTC(一般用医薬品)
・FDB(酒類・加工食品業界)
※Ver11より対応

 

テキストデータ(売上情報)

市場データ,得意先POSデータなど棚POWER形式とは異なる売上情報もウィザード形式で指定しながら取り込めます。Excelなどでの事前調整が不要となり大幅な作業軽減が図れます。一度設定した内容は保存可能でいつでも再利用できます。さらにインポートと同時に「期間シフト」も実行可能です。

インポート時に新規売上情報フォルダを作成できます(ユーティリティー・売上情報も同様)。
項目指定だけでなく計算式の設定も採用しています。

ユーティリティー機能で仕様を統一

一部の機能で採用していた「未登録情報のみインポート」を未対応機能でも採用。さらに「登録済情報のみインポート」も可能になりました。その他、エクスポート条件に「カテゴリー指定」を追加、新規インポート時にインポート項目の指定を可能としています。合わせて画面の統一も図っています。

属性入換機能の新設

データ受け渡しの際、目的に合わせて属性の入れ替えを行なえます。これにより、異なる分類体系間(取引先など)でも容易にデータ共有を実現できます。例えば、 「取引先から入手した品種コード(分類2)を拡張分類1にインポートする」、「メーカーコード(分類2)を拡張分類10としてエクスポートする」などの操作が簡単に行なえます。

属性指定箇所で全属性を対象に(ユーティリティー,サーバー)

全属性(6属性+22拡張属性)から絞り込み条件を指定可能となり目的に合わせた条件(切り口)でのデータ抽出が可能です。

属性不一致チェックを全属性で実行可能

分類(属性)マスターと商品情報マスターの不一致検出を全属性を対象に実行できるようになります。 これまで以上に厳密なマスター整合性のチェックが行なえ、ユーティリティー実行時の抽出漏れなどを防ぐことができます。

サーバー・自動DOWNロード

棚POWER起動時にサーバー側の最新情報を自動でダウンロード。クライアントからの手動でのダウンロード操作が不要となり、常に最新マスターを使っての棚割作業が可能となります。

サーバー・UP/DOWNロード

[メンテナンス日]のみでの商品指定やクライアント側の登録済商品のみのダウンロードなど、目的に合わせて対象商品のみを必要なときにやり取りできます。

マスター未登録商品のダミー商品化

モデル読込時に商品情報の未登録の商品が陳列されていた場合、自動的にダミー商品を作成し棚割を再現できます。これにより、マスター登録状態を意識することなく、棚割モデルの受け渡しが可能となります。

フェイシング中の什器設定の拡張

・台挿入,台複写,台移動など、ほぼ全ての什器設定がフェイシング中に行なえます。
・台(段の複写や移動時には、陳列商品も含めて扱うこともできます。
・棚移動を拡張し、台や上下の棚板を超えての移動が可能です。
・連結を行った場合の余裕率は、最大の余裕率を採用します。
・連結解除を行った場合の余裕率は現行の設定を保持します。
・余裕率の設定が台指定,全台一括で可能になります。

 

フックの連結に対応

これまで、2台の棚に跨ってフック掛けする場合の陳列は、フックバーの間隔(X間隔)を設定したりネットを使用することで可能でしたが、X間隔を設定しないレールフック,レールWフック同士を連結することにより、左図のような陳列を容易に再現できるようになります。

参照モデルからの台(段)複写が可能に

商品のみの複写に加え、什器設定の拡張に伴い、参照モデルからも台(段)の複写が可能となります。編集中モデル同様、陳列商品を含めて複写することも可能です。

帳票タイトルのフォント指定が可能に

「対象店コード」,「対象店名」,「ゴンドラNo」のフォント指定に対応しました。

ゾーニング表の新設

フェイシング上のみに反映可能だったゾーニングの設定内容をプリンタ,PDFへ出力できます。提案書への流用など活用範囲が広がります。

 

モデル一括印刷で異なる帳票の一括出力に対応

複数モデルの同一帳票一括出力に加え、複数モデルからの複数帳票出力が1回の操作で行なえます。プリンタ、PDF、Excel、CSV出力に対応、帳票ごとに出力方法も選択できます。

 

フェイス調整で陳列台数減に対応

これまでの台幅増減に加え、10台パターンから8台パターンの作成など最大パターンから什器本数の異なる縮小パターンの作成が簡単に行なえます。もちろん従来通り売上情報の分析結果を元にフェイス,アイテムの調整を行なえます。

モデルの出力順設定機能

モデル活用全般でモデルの出力順が設定可能となりました。
大きなモデルから順番に出力するなど、モデルの扱いが容易になります。

分析検証・価格帯分析で属性指定が可能に

価格帯グラフ/価格帯ポートフォリオで分類属性の指定が可能となります。
売場全体ではなく指定した属性内だけで分析を行いたい場合などに有効です。

 

未使用機能の非表示設定

機能ボタンの表示,非表示設定が可能になります。使用者や目的に合わせて設定しておくことで使い勝手が向上します。

 

Excel出力時の数値項目書式保持に対応
(帳票作成,モデル活用,ユーティリティー,メンテナンス・商品情報)

帳票などをExcel出力する際に、数値項目の書式を保持したままで出力します。これにより分析帳票などをExcelで再計算する場合にも書式を改めて設定する手間が省けます。